自分というブランド

 ホストは確かに一般的な会社員とは世界の異なる仕事ですが、最終的に自分というブランドを活かさなければならない点は、全ての仕事に共通しているはずです。ホストの接客術も、基本的にはその戦略に基づいて洗練されます。例を挙げましょう。ある人の個性に惹かれるのはどのような状況下においてでしょうか。長年の付き合いから生まれるものでしょうか。違います。魅力的な人には一目惚れするものです。ホストの世界でもそれは変わりません。
 ホストが相手にする客と言えば、一昔前なら経営者や医師といったお金持ちの女性が中心でした。その次の世代であれば、キャバ嬢や風俗嬢、ホステスといった水商売に携わる女性が客層の主役でした。しかし今ではすっかり様変わりして、普通のOLや主婦、学生も客として来店するようになっています。こうした変化に貢献したのは、メディアの影響だと思われます。元々は夜の世界の仕事として認知されていたホストが、テレビへの出演を通して、身近なイケメンとしてイメージされるようになったのです。ごく普通の女性が客として来店するわけですから、ホストとしては彼女たちに合わせた接客で楽しんでもらうことが大切になります。お金持ちや水商売の女性とは異なり、彼女たちがリピーターになる可能性はあまりありません。ですからたった一回の接客で魅力を感じてもらう必要が、昔に比べて増しているのです。
 彼女たちの来店動機の多くが、「テレビで見たようなイケメンのホストと会話してみたい」というものです。その内の3割は他店と比較するために多くの店をはしごします。彼女たちにリピーターになってもらうためには、相応の接客術を繰り出さなければなりません。

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